Windows 10 で SD-Jukebox を使った
いまどきの DAP は電池埋め込み式で電池がヘタると自力交換が困難で「本体ごと買い替え」となりますが、使い捨てに抵抗感があり D-Snap SV-SD770V を現役で使っています。
こちらの製品はバッテリーが取り出し可能になっており、ACアダプタ単独でも動作しますし、乾電池ボックスを接続して使用することもできるため長いこと愛用しております。
SD-Audio には SD-Jukebox というソフトが必要なのですが、Panasonic でサポートを終了し、ダウンロードできなくなっているため、どうにかして D-Snap を使い続けられるよう奮闘してみます。
Windows 10 1507 の入手
SV-SD770V に付属の SD-Jukebox Ver. 5.1 LE は XP まで対応していますが、Vista以降にインストールしようとするとエラーで弾かれます。XP SP3 の互換モードを使用してもダメです。よって選択肢は下記の通りとなります。
1. XP が動くマザーボード(BIOSTAR のやつとか)を新規購入・自作し 5.1 LE を使う
2. XP を VMware Player で仮想化し 5.1 LE を使う(Hyper-V は USB に難あり)
3. Windows 7 ~ 10 で動く SD-Jukebox を入手し、現役のマシンで運用する
今回は 3. を採用します。どうやら SD-Jukebox Ver. 6系は、Windows 10 1507 までなら動作が可能のようです。Web Archiveから Windows 10 1507 を入手することは可能ですが、マルウェア混入リスクがあります。
で、どうしたか。ボリュームライセンス契約のダウングレード権として付与される Windows 10 Enterprise 2015 LTSB を使用します。MS のサイトから正規にダウンロードしたものなので安心です。今回は 32bit を選択しました。
Windows 10 1507 が入手できない場合、Windows 7 もしくは Windows 8.1 を使います。
SD-Jukebox 6.95 LE の入手
SD-Jukebox は販売終了しダウンロードサイトも閉じられたとなれば、中古品を購入するしかありません。ヤフオクで SD-Jukebox Ver. 6.95 LE(Ver 6.95 L881 Light Edition)を落札しました。\4,980(送料別)。
私の場合 5.1 LE(XPで検証)、6.95 LE(Win 7、10 で検証)は CD-ROM のみでインストールができました。
新規インストールすると動作しないのは、ダウンロード版やアップデータを適用していた場合でしょうか? 私の場合は CD-ROM を使用して普通にインストール可能で、インストール完了後は正常に動作しました。ただし、アップデータはダウンロードできないので適用しません(できません)。
SD-Jukeboxをご利用のお客様への重要なお知らせ PDF
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/software/info/sdjb_notice.html
著作権保護機能(CPRM)対応カードリーダー の入手
BN-SDCGP3 を保有しておりましたが、新たに BN-SDCJP3 を購入しました。カードリーダー自体は中古品がそこそこ流通してますが、リーダーだけでなく付属の CD-ROM が超重要です。この CD-ROM がないと CPRM に対応しない「ただの」SDカード リーダーとして使用することになります。CD-ROM を ISO化するか、中身を ZIP化して保存しておいたほうがいいでしょう。
(中古品購入時は CD-ROM の付属を確認しましょう。ダウンロードはできません。)
ドライバを XP SP3 の互換モードで無理やりインストールします。SD-Jukebox 5.1 LE のインストーラーと異なり、互換モードに設定すればどうにかインストールできます。
今回は BN-SDCJP3 付属の CD-ROM からドライバをインストールし BN-SDCGP3、BN-SDCJP3 を交互に接続します。
SD-Jukebox で SDカードをフォーマットし、録音済みの曲を書き込みます。どちらのカードリーダーでも正常に書き込みができ、D-Snap で再生ができることを確認しました。
一連の検証を Windows 7 Professional SP1 32bit と Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 32bit で行いましたが、どちらの環境でも問題ありませんでした。