セミナー 2日目
二日目なので、ホテルはチェックアウト済で、終了後はそのまま列車に乗って帰らないといけません。スーツケースを引きずりながら、オームビルへ再び参上しました。
二日間のセミナーですが、こんな様子でした。宣伝をしてくれと頼まれたわけではないですが、一応貼っておきます。
動画ではセールストークはともかく、受講したら絶対合格できるような優しい(易しい・・・むしろこっちが合う?)ものではないです。作品をつくるのは自分ですし、講師陣も、一から百まですべて教えてくれるわけではありません。複線図をまったく描けないのは論外といってよいでしょう。セミナーに参加するなら、参加前に公表問題13問の複線図を、多少遅くても描けるようにマスターしておくべきです。
私はセミナー参加前にひたすら複線図とランプレセクタプル・露出型コンセントの練習だけをやっていました。おかげで複線図はだいたい3分以内、ランプレセクタプル・露出型コンセントは4分以内に仕上げることができる状態でした。練習をしておいたおかげで、スムーズに授業に入っていけたように感じました。
実習の過程では作品を作る過程でのコツや、気づかなかった点を学ぶべきで、基本的なこと(スリーブの刻印や接地側の結線箇所等)は事前に学習しておきましょう。てか、筆記試験の勉強をまじめにやっていれば、自然と定着している知識も多いのですけどね。
自宅での練習は、時間や場所の確保がたいへんだったりするので、きっかけがつかめない方が多いと思うのですが、セミナーに参加すると、二日間みっちりと作成を行いますので、すくなくとも二日分の練習量は確保したことになります。一日2時間練習すると仮定すれば、数日分の練習に匹敵するはずで、セミナーで作品を時間内に完成することができるようになっていれば、ギリギリ合格圏内の練度に達していることでしょう。
しかし、あくまでギリギリですので、本番での緊張感や調子に左右されることを考えると、
セミナーだけでは落ちる
と考えてよいと思います。「欠陥がない」ことが合格なので、いわば、加点法でない 減点法の試験で満点 を取らないといけないからです。実際は点数をつけるわけではないですが、欠陥がない=完璧=満点という意味です。
また、きれいに作らなくても合格にはなりますが、見た目が悪いと念入りにチェックされると思います。結果、欠陥が見過ごされなくなると思いますので、欠陥あったけどラッキー合格にもなりにくくなります。どんな形であれ合格を勝ち得るためには、なるべくきれいに作ったほうがよいです。きれいにつくるように心がけると、それに時間がかかるよりも、結線ミス等が起きにくくなり、かえって作業効率が高まります。
セミナーは練習のきっかけづくりであり、独学だけだったら見落としがちな点を他人に確認してもらう場であると考えます。私はスリーブの頭から出た線を長めに残してカットするクセがあったようで、講師から、「5mmでアウトだから注意してくださいね」と数回指摘されましたし、ランプレセクタプルへ納める際、首の部分を事前に曲げておいたほうが良い点などを指摘されました。セミナーに参加していなれば気づかないクセがありましたので、これだけでも参加してよかったと思います。
筆記試験は独学で100%対応できますが、技能試験はそうではないと思います。人が目で見て審査するのですから、マークシートを機械が採点するのとはわけが違うのです。できればその道の専門家から見てもらうほうが良いと思います。それに、本番に近い環境で練習時間を確保できたのも大きかったです。自宅だといろいろ制約や誘惑が多かったりしますからね。
実習風景
タクシーを拾って神田駅に到着しましたが、ちょっとやらかしました。事前購入していた都区内からの乗車券があったにも関わらず、東京~神田の乗車券を券売機で買ってしまったのです。東京駅で外へ一度出ていれば問題なかったのでしょうが、そのまま乗り換えで新幹線改札に行こうとしたら、事前購入の乗車券が改札を通ってないのに、いきなり乗り換えの改札を通そうとしたので、自動改札がうまくいかず、駅員のスタンプ対応となりました。おまけに乗車券1区間分損したし・・・・旅慣れないとアレですね。でも旅にトラブルはつきものですから、この程度でよかったのかな?
ちなみに、今日の昼食はビル向かい側セブンの回鍋肉弁当、夕食は駅弁の生姜焼き弁当。